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【徹底比較】新車vs中古車!「〇年で〇〇円」で考える賢いクルマ選び|柏のクルマ屋が教えます

「人生でマイカーを持つ」――それは多くの人にとって、夢であり、目標の一つかもしれません。週末のドライブ、通勤、家族旅行など、クルマは私たちの生活を豊かにしてくれるかけがえのない存在です。しかし、いざクルマを買おうと思ったとき、誰もが頭を悩ませるのが「新車にするか、中古車にするか」という選択ではないでしょうか。

新車の輝きには憧れるけれど、価格の高さに二の足を踏む。中古車はお手頃だけれど、品質や維持費に不安がある……。

クルマ屋さんとして長年お客様と接してきた経験から言えるのは、「どちらがお得か」という問いに、一概に正解はないということです。なぜなら、クルマの価値は購入時の価格だけでなく、「何年乗って、最終的にいくらで乗れたのか」という総費用で考えるべきだからです。

この記事では、新車と中古車のメリット・デメリットを徹底的に比較し、「買って何年でいくらで乗れたか」という視点から、賢いクルマ選びの考え方をご紹介します。さらに、初期費用を抑えつつ新車に乗るという夢を叶える「カーリース」という選択肢についても詳しく解説します。

目次

「買って〇年で〇〇円」とは?クルマの乗り方を考える新しい指標

従来のクルマ選びは、どうしても車両本体価格に目が行きがちでした。「〇〇万円のクルマを買った」という事実は分かりやすい指標ですが、実際にクルマを所有し、利用する中で発生する費用はそれだけではありません。

自動車税、重量税、車検費用、保険料、ガソリン代、メンテナンス費用……これらの維持費は、年数を重ねるごとに累積していき、最終的に「いくらでクルマに乗れたのか」という総費用を大きく左右します。

そこで提唱したいのが、「〇年で〇〇円」という考え方です。これは、クルマの購入価格だけでなく、所有期間中に支払った維持費、そして売却時の価格(または下取り価格)を総合的に考慮し、「実質的にいくらでクルマを利用できたのか」を把握するための指標です。

例えば、300万円の新車を5年間所有し、維持費に100万円かかり、150万円で売却できた場合、「5年間で250万円で乗れた」と考えることができます。年間に換算すると50万円、月々約4.2万円で新車に乗れた計算になります。

この「〇年で〇〇円」という視点を持つことで、目先の価格だけでなく、長期的なコストパフォーマンスを考慮した賢いクルマ選びが可能になるのです。

新車のメリット・デメリット徹底解説:「最新」という価値と初期投資

まずは、誰もが憧れる新車のメリットとデメリットを見ていきましょう。

新車のメリット

  • 最新モデルに乗れる喜び: 最新の技術やデザインが搭載された、まさに「生まれたばかり」のクルマに乗る喜びは、何物にも代えがたいものです。
  • 自分だけの仕様にできる: ボディカラー、内装、オプション装備など、自分の好みに合わせてクルマをカスタマイズできます。
  • メーカー保証による安心感: 新車には通常、数年間のメーカー保証が付帯しており、万が一の故障の際にも無償で修理を受けられる安心感があります。
  • 高い安全性と環境性能: 最新の安全技術や環境性能が搭載されており、安全でクリーンなカーライフを送ることができます。
  • リセールバリューの高さ: 一般的に、中古車市場では新車登録からの年数が浅いほど、走行距離が少ないほど高い価格で取引されます。将来的に売却を考える場合、新車の方が有利になる可能性があります。
  • 気持ちの良いスタート: 誰も乗っていない、完全に新しい状態のクルマでカーライフをスタートできるのは、新車ならではの魅力です。

新車のデメリット

  • 車両価格が高い: 中古車と比較して、車両本体価格が高額になります。
  • 初期費用がかかる: 車両本体価格に加えて、登録費用、自動車取得税(環境性能割)、重量税、自賠責保険料などの初期費用も高額になります。
  • 納車までの期間: 人気車種やオプションによっては、納車までに時間がかかる場合があります。
  • 価値の下落: 新車登録後、最初の数年間で価値が大きく下落する傾向があります。

「〇年で〇〇円」という視点で見ると、新車は初期投資が大きいものの、最新の技術や安心感、そして比較的高いリセールバリューが期待できるため、長期的に見ると「1年あたりの費用」を抑えられる可能性があります。

中古車のメリット・デメリット徹底解説:「割安感」と「不確実性」

一方、中古車には中古車ならではのメリットとデメリットがあります。

中古車のメリット

  • 車両価格が安い: 新車と比較して、車両本体価格が大幅に安く抑えられます。
  • 選択肢が豊富: 年式、グレード、走行距離、装備など、多種多様なクルマの中から予算や好みに合わせて選ぶことができます。
  • 納車が早い: 一般的に、中古車は契約から納車までの期間が新車よりも短い傾向があります。
  • 掘り出し物が見つかる可能性: 状態の良い低走行車や、すでに生産終了した希少なモデルなど、掘り出し物が見つかることもあります。

中古車のデメリット

  • 品質にばらつきがある: 車両の状態は一台一台異なり、中にはメンテナンスが行き届いていない車両や、修復歴のある車両も存在します。
  • 保証が短い、または付いていない場合がある: メーカー保証が切れている場合や、販売店独自の保証期間が短い場合があります。
  • 維持費が高くなる可能性: 年式や走行距離によっては、故障のリスクが高まり、修理費用やメンテナンス費用がかさむ可能性があります。
  • 最新の安全・環境性能が劣る場合がある: 古い年式の車両は、最新の安全装備や環境性能が搭載されていない場合があります。
  • リセールバリューが低い: 一般的に、新車と比較してリセールバリューは低くなります。

「〇年で〇〇円」という視点で見ると、中古車は初期費用を抑えられるものの、将来的な維持費や修理費、そして低いリセールバリューを考慮すると、必ずしも「1年あたりの費用」が安くなるとは限りません。特に、年式が古く走行距離が多い車両は、購入価格は安いかもしれませんが、その後の維持に費用がかさむ可能性を考慮する必要があります。

【結論】長期的に見ると新車がお得な理由:安心と性能、そして価値

新車と中古車のメリット・デメリットを比較検討してきた結果、クルマ屋としての私の見解は、「長期的な視点で見ると、新車の方がお得になる可能性が高い」ということです。

その理由は主に以下の3点です。

  1. 維持費の安定性: 新車はメーカー保証が付いているため、一定期間は予期せぬ故障による修理費用を抑えることができます。また、最新の技術により燃費性能も向上しているため、ガソリン代などの維持費も抑えられます。
  2. 高い安全性と快適性: 最新の安全装備は、万が一の事故の際に乗員の安全性を高めてくれます。また、最新の快適装備は、日々のドライブをより快適なものにしてくれます。これらの「安心」と「快適」は、中古車ではなかなか得られない価値です。
  3. 将来的な資産価値: 新車は中古車と比較してリセールバリューが高いため、将来的にクルマを買い替える際に、より有利な条件で手放すことができます。この売却益を考慮すると、実質的な負担額は小さくなる可能性があります。

もちろん、中古車にも初期費用を抑えられるという大きなメリットがあります。しかし、長期的な維持費、安全性、快適性、そして将来的な資産価値を総合的に考えると、新車の方が「〇年で〇〇円」という視点で見た場合のコストパフォーマンスが高いと言えるのです。

でもちょっと待って!新車購入には初期費用という大きな壁が…

新車がお得だと分かっていても、多くの方が直面するのが「初期費用の高さ」という現実です。車両本体価格に加えて、各種税金、保険料、登録費用など、まとまったお金が必要となるため、「欲しいけど、すぐに手が出せない」と感じる方も少なくありません。

実際に、国土交通省の調査によると、新車の平均購入価格は約400万円(2023年)。これに諸費用を加えると、500万円近い初期費用が必要になるケースも珍しくありません。これだけの金額をポンと用意できる方は限られています。

「やっぱり、初期費用が安い中古車にするしかないのかな……」

そう思われた方もいるかもしれません。しかし、諦めるのはまだ早いです。初期費用を抑えながら、憧れの新車に乗るための賢い選択肢があるのです。

初期費用を抑えて憧れの新車に乗る!賢い選択肢「カーリース」とは?

その賢い選択肢こそが「カーリース」です。

カーリースとは、自動車販売会社やリース会社が提供する、月額料金を支払うことで一定期間、新車に乗ることができるサービスです。車両の所有権はリース会社にありますが、契約者は自分のクルマのように自由に使うことができます。

近年、このカーリースを利用する人が増えています。その最大の理由は、初期費用を大幅に抑えられるという点にあります。

カーリースの初期費用の内訳(一般的な例)

  • 頭金:原則不要(プランによっては設定できる場合もあります)
  • 登録費用:リース料金に含まれる場合が多い
  • 自動車取得税(環境性能割):リース料金に含まれる場合が多い
  • 重量税:リース料金に含まれる場合が多い
  • 自賠責保険料:リース料金に含まれる場合が多い

このように、カーリースでは通常、新車購入時に必要となる高額な初期費用を支払う必要がありません。月々のリース料金だけで、憧れの新車に乗ることができるのです。

カーリースのメリット:初期費用以外にもこんな魅力が!

カーリースの魅力は、初期費用を抑えられることだけではありません。他にも多くのメリットがあります。

  • 月々定額の支払い: 毎月のリース料金は一定なので、家計管理がしやすくなります。突発的な出費を心配する必要がありません。
  • 税金・保険料がコミコミ: 自動車税、重量税、自賠責保険料が月々のリース料金に含まれている場合が多く、個別に納付する手間が省けます。
  • 車検・メンテナンス費用もコミコミのプラン: オプションで車検費用やメンテナンス費用もリース料金に含めることができるプランもあります。これにより、維持費の負担をさらに軽減できます。
  • 常に新しいクルマに乗れる可能性: リース契約期間は一般的に数年単位で設定されており、契約満了時には新しいクルマに乗り換えることができます。常に最新のモデルや安全装備のクルマに乗りたい方におすすめです。
  • 手続きが簡単: 車庫証明の取得など、一部の手続きは必要ですが、車両の購入手続きに比べて煩雑さが少ない傾向があります。
  • 残価設定による月額料金の抑制: リース料金は、車両本体価格から契約満了時の予想売却価格(残価)を差し引いた金額をもとに算出されるため、月々の支払いを抑えることができます。

これらのメリットを考慮すると、カーリースは「初期費用を抑えたいけれど、新しいクルマに乗りたい」という方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

カーリースのデメリット:契約前に知っておきたい注意点

もちろん、カーリースにもデメリットや注意点があります。契約前にしっかりと理解しておくことが重要です。

  • 走行距離制限: リース契約には通常、月間または年間の走行距離制限が設けられています。超過した場合は、追加料金が発生する場合があります。
  • 中途解約の原則不可: リース契約期間中に解約する場合、高額な違約金が発生する可能性があります。
  • 原状回復義務: 契約満了時には、クルマを原状回復して返却する必要があります。傷や凹みなどがある場合は、修理費用を請求されることがあります。
  • 所有権はリース会社: クルマの所有権はあくまでリース会社にあるため、契約満了時に自分のものにすることは原則としてできません(買い取りオプションがある場合もあります)。
  • カスタマイズの制限: クルマを自分好みにカスタマイズする場合、リース会社の許可が必要となる場合があります。

これらのデメリットを理解した上で、自身のライフスタイルやクルマの使い方にカーリースが合っているかどうかを慎重に検討する必要があります。

【まとめ】賢くクルマに乗るなら?「買って何年でいくらで乗れたか」とカーリースという選択

この記事では、「新車vs中古車」という永遠のテーマに対し、「何年でいくらで乗れたか」という総費用の視点から考察してきました。長期的に見ると、新車は維持費やリセールバリューの面で有利であり、結果的に「1年あたりの費用」を抑えられる可能性があります。

しかし、新車購入には初期費用という大きな壁が存在します。そこで注目したいのが「カーリース」という新しい選択肢です。カーリースは、初期費用を大幅に抑えながら、月々定額の支払いで憧れの新車に乗ることができる画期的なサービスです。

「買って〇年で〇〇円」という考え方をカーリースに当てはめると、月々のリース料金と契約期間から総費用を明確に把握することができ、より賢いクルマの乗り方を実現できます。

最後に:あなたのカーライフに最適な選択をサポートします

私たちクルマ屋は、お客様一人ひとりのライフスタイルやご予算に合わせた最適なクルマ選びをサポートしたいと考えています。

「新車にするか、中古車にするか迷っている」 「初期費用を抑えて新車に乗りたい」 「カーリースについてもっと詳しく知りたい」

どんな些細な疑問やご相談でも構いません。ぜひ一度、私たちにご相談ください。豊富な知識と経験をもとに、あなたのカーライフがより豊かで快適になるよう、全力でサポートさせていただきます。

クルマは単なる移動手段ではなく、あなたの人生を彩る大切なパートナーです。後悔しない賢い選択をするために、私たちクルマ屋を頼ってください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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この記事を書いた人

クルマ屋の中年オヤジの日常です。
筆者である私は千葉県柏市の整備工場で営業担当をしています。

クルマ屋や整備工場って入りずらいイメージはありませんか?
少しでも親しみをもって頂きたく日常を書いていく雑記ブログです。
同じ年代の方やその奥様にも役に立つ情報をご紹介します。
文章を書くことに慣れていませんがよろしくお願いいたします。

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