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車で損しない買い方・乗り方・売り方を整備工場が解説

「隣の〇〇さんは3年に1回乗り換えてて、お金持ちなんだね〜」

→違う!逆!

  • お金があるから乗り換えるのではない
  • 賢い買い方・乗り方・売り方 ができているからお金が貯まっていく。

車はただの交通手段ではなく、
一生を通して “家の次にお金がかかる買い物” です。
買うときだけでなく、
乗っている間の維持費、そして 手放すときの価値 まで含めて考えないと、
数百万円単位で損してしまいます。

今回は、柏の整備工場オヤジとして、
クルマとお金について“本質”からお伝えします。

目次

◆第1章:まずは「車を所有する」という思い込みを捨てよう

こんにちは。柏市で整備工場をやっているオヤジです。

突然ですが、あなたにひとつ質問です。

「あなたは、本当に“車を所有すべき人”でしょうか?」

いきなり何を…と思うかもしれません。
でも、車というのは人生の中で 家の次にお金がかかるモンスター支出 です。

家は多くの方は一生に一度、車は買い替えなければなりません。

そして多くの人が、
「車は持つものだ」
「車は買い替えのたびに損するものだ」
という“思い込み”で、何100万円単位で損をしています。

■ まず最初に知ってほしいこと

車にかかるお金について理解しよう

「え?そんなに違うの? 車ってただガソリン代と車検でしょ?」

「甘い!車は“固定費の塊”です。」

👉 車を持つ=毎月お金が流れ続ける仕組み

車は買って終わりではありません。車にかかるお金はこんな感じ👇

● 自動車税
● 重量税
● 任意保険
● 車検代
● タイヤ・オイルなど消耗品
● 故障修理
● 駐車場代
● ガソリン代

これらが 毎月・毎年・定期的に必ず発生 します。

「買ったあとも、毎月毎年どんどんお金が流れていく。
これを理解していない人ほど“車貧乏”になるんだ。」

そして乗り換える時には、
購入費がまたドーンと発生する。

つまり車は、

🔥「買うとき」もお金

🔥「持っている間」もお金

🔥「買い替えるとき」もお金

どこを切り取っても支出が出る仕組み なんです。


■ 車を所有しないという“最強の選択肢”もある

車は持たないのが一番安いです。

カーシェア
レンタカー
タクシー、バス、電車
電動アシスト自転車
これらで生活できる人は、車はいりません。

毎月の固定費がゼロ。
事故・故障リスクゼロ。
車検も税金も保険もかからない。

これは本当に最強です。お金が溜まります。


■ だけど…柏市では車なし生活は現実的ではない

柏でも、
「車なしで暮らせるか?」と聞かれたら…❌ ほぼ無理です。

⇒理由はシンプル。

  • 買い物距離が遠い
  • 子どもの送り迎え
  • 通勤事情
  • 医療機関まで距離がある
  • バスが少ないエリアが多い

「柏じゃ車なしは正直きつい。住む場所的に現実的じゃない。」

だからこそ必要なのが…

「車を持たない」ではなく「どう持つか」を考えることが重要。

■ 「どうやって車を持つか」を考える力

車に損してしまう人の特徴は、

  • 車は“買うもの”と思っている
  • とりあえず安いから中古
  • 何も考えず残クレ、カーリース
  • 壊れたら修理

こういう発想の人。

一方で、

隣の○○さんみたいに
“短いスパンで乗り換えて節約している人”
はこう考えています👇

  • 車はいくらで買って、いくらで売れるか
  • 何年乗るのが一番損しないか
  • 売る時に価値が残る車を選ぶ
  • 価値が落ちない乗り方を知っている

■ 結論:車に損しない人は「買う力・乗る力・売る力」が強い人

「買う力?乗る力?売る力?なんだそれ?」

「車と長く賢く付き合うなら絶対必要な“3つの力”です。」

① 買う力

「損しない車を選べる・支払い方法も最適化できる」

② 乗る力

「価値を落とさない乗り方を知っている・故障リスクを最小化できる」

③ 売る力

「高く売れるタイミング・方法を理解している」


「この3つができれば、車は“お金を吸う存在”じゃなくて“お金を守ってくれる存在”になる。」

「そんな車の乗り方あるのか…」


ここから先の章では、これを知るか知らないかで、
3年後〜10年後の車に使うお金が50〜200万円変わります。

◆第2章: 車の「買う力」を鍛える

車の出費を左右するのは、実は買う瞬間が9割です。
ここを間違えると、乗っている間も、手放すときも損し続けます。

― 車は「いくらで買って、いくらで売るか」で決まる ―

車選びで最初に覚えてほしいのは、

車は「買った金額」ではなく「売るまでの差額」で実質コストが決まる

ということです。

同じ車でも、

  • 200万円で買って → 5年後に150万円で売れる人
  • 150万円で買って → 5年後に30万円でしか売れない人

実際にかかるお金は全然違います。

つまり…

🔥 なぜ今は“新車のほうが得になりやすいのか”

今は“買い方”が昔と全然違うんだ

ここ数年、中古車市場は とにかく高い 状態が続いています。

理由はシンプルで、

  • 円安
  • 輸出(海外バイヤー)の需要爆増
  • 業者オートオークションの価格上昇

中古車の仕入れが高い → 中古車販売価格も高くなる

だから中古車を買う時点で
「すでに割高でつかんでいる」ケースが多い。

その一方で、新車は

  • 故障リスクが低い
  • メーカー保証が長い
  • リセール(売るときの値段)が落ちにくい

という “安定したメリット” があるので、

今の市場では、新車のほうがトータルで得になりやすい

という状態になっています。


🔥 「中古は危険」と言うつもりはない。大事なのは“どの中古を買うか”

中古車と言ってもレベルは幅広いです。

「中古車って言っても全部同じじゃないの?」

「全然違う!“新古車〜3年落ち”なら故障リスクは低めだけど高い
“10年以上落ち”なら部品も劣化してトラブル確率が上がる。」

  • 未使用車(ほぼ新車)
  • 3〜5年落ち
  • 10年落ち
  • 15年以上の古めの中古車

買う「年式・状態」によって

✔ 故障リスク
✔ リセールの落ち方
✔ 維持費

全部変わります。

でも、ここで深掘りしすぎると長くなるのでポイントは1つ。


👉 「新車VS中古車」結論

“リセールが良い車” は新車で買ったほうが得。
“リセールが弱い車” は中古で安く買って乗りつぶすと得。

多くの人は結局人気の車(=リセールが高い車)を欲しがるので、
結果的に 新車のほうが合理的 というケースが多いのです。

逆に、不人気車や古型式を安く買い叩けるなら
中古で長く乗りつぶすのは非常に賢い選択。


🔥 「新車は買えないよ!」— 全員そう。だから“支払い方法”を理解する

ほぼ全てのお客さんがこう言います。

「新車が買えるなら買ってるよ!高いから中古にしてるんでしょ!」

「そこなんだよ!
“どう払うか”で新車のハードルは下がるんだ。」

だけど、今の時代は支払い方法が増えています。

✔ 現金
→ 一番安い。金利ゼロ。でも手元資金が減るリスク。

✔ ローン
→ まとまった現金が不要。計画的に返せる。

✔ 残価設定クレジット(残クレ)
→ 月々が安い。
→ 数年後に「乗り換え・返却・買い取り」を選べる。

✔ カーリース
→ 月額固定でわかりやすい。維持費コミのプランもある。
→数年後に「乗り換え・返却・買い取り」がリース会社によって異なる。

「ローン、残クレ、リース…
悪いイメージを持つ人も多いけど、
結局“先に払うか・後で払うか”の違いだけ。」


✨“支払い方法”のここが本質

支払い方法は “先に払うか・後で払うか” の違いなだけ。
良い・悪いではない。

大事なのは、

  • 料金内に何が含まれるのか
  • どこからが追加費用なのか
  • 途中解約の条件
  • 何年乗る前提の契約か

“内容を理解して、自分の生活に合った方法を選ぶこと”

これができれば、新車にも手が届くし、
逆に中古のほうが合っている人もいます。

【買う力】まとめ

車は「買う金額」ではなく「売るまでの差額」でコストが決まる

今の中古車市場は高い → 結果として新車が有利になりやすい

リセールが良い車=新車が得

リセールが弱い車=中古で乗りつぶすと得

支払い方法を理解すれば、新車も現実的な選択肢になる

◆第3章:車の「乗る力」を鍛える


クルマは買った瞬間から価値が下がっていくけど、
“乗り方”次第でリセールは何十万円も変わる。

ここでは整備工場オヤジとして、
「最低限これだけやれば損しない」という乗り方をまとめる。


① 時間と距離で車は劣化する

「新車でも壊れる時は壊れる。でも“新しいほど壊れにくい”のは事実だよ。」

走行距離だけじゃなく、
**時間の経過(経年劣化)**も確実に車を弱らせる。

  • ゴム部品の劣化
  • 腐食
  • 配線トラブル
  • 足回りのガタ
  • センサー類の故障

10年・10万kmを越えると、
“壊れる可能性”は一気に上がる。

中古車を買うなら、
何年落ち? 何万km? を必ず見るべき理由はここ。


② オイル交換だけは絶対にサボるな

👨‍🔧 オヤジ
「エンジンオイルをケチって壊す人はめちゃくちゃ多い。これだけは言っとく、オイル交換は“寿命そのもの”。」

オイル交換の目安は
5,000〜7,000km or 6ヶ月

これを守るだけで、

  • エンジン寿命が伸びる
  • 燃費が落ちない
  • 売る時の評価が上がる
  • 異音トラブルが減る

特にターボ車は絶対サボったらダメ。


③ リセールが落ちる乗り方をするな

リセールを落とす行為はこれ👇

  • 過走行(年間1万5千km以上)
  • 喫煙車
  • ペット臭
  • 内装の汚れ
  • 外装の凹みや擦り傷放置
  • 雑なDIY配線(ドラレコの逆配線など)

👨‍🔧 オヤジ
「査定員は“匂い・清潔感・配線の処理”で大事に乗ってたかすぐ分かる。」

リセールの差は
最終的に「大事に乗ってるかどうか」だけ。


④ メンテ記録はあなたの車の“通信簿”

以下が揃っている車は評価が高い。

  • 定期点検記録簿
  • オイル交換の履歴
  • タイヤ交換履歴
  • 直近の修理履歴
  • 取扱説明書・保証書

記録が揃ってる=
**「余計な修理リスクが少ない車」**と判断される。

査定でも数万円は変わる。


⑤ タイヤはネットで買え(節約額がデカい)

👨‍🔧 オヤジ
「タイヤはネット一択だよ。整備工場でも、今はネットで買ったやつ持ち込みが当たり前。」

タイヤは店頭よりネットのほうが
1本あたり2,000〜8,000円安い。

オートウェイ・タイヤワールド館ベストなどは
アジアン〜海外ブランドまで揃っていてコスパ最強。

節約額:
4本で1〜3万円安くなることも普通。


⑥ “乗る力=売る力” だと理解する

乗り方を変えるだけで、

  • リセールUP
  • 故障リスク減
  • 維持費ダウン
  • 売る時の交渉力UP

つまり
「乗り方=資産価値を守る行為」

同じ車でも数十万円差がつく理由はここにある。


⑦ ドラレコは絶対つけろ(安全にもリセールにも直結)

👨‍🔧 オヤジ
「ドラレコつけてない車は、今の時代“危険な車”と同じ。前後カメラは常識だよ。」

ドラレコはただのカメラじゃない。
リセールに大きく影響する“安心材料”。

つけてある車=大事に乗ってた車
と判断される。

📌 ドラレコが役立つ場面

  • 事故の証拠
  • もらい事故の防御
  • あおり運転
  • 駐車中の当て逃げ
  • 保険交渉が有利
  • 査定でプラス印象

今は前後セットで1万円台から買える。
もはや“必需品”。


🔶 3章まとめ

  • 車は距離だけでなく時間でも劣化する
  • オイル交換は生命線
  • 室内・匂い・配線はリセールに直結
  • メンテ記録は“車の通信簿”
  • タイヤはネットが最安
  • 乗り方が売値を決める
  • ドラレコは絶対つけろ

4章:売る力 〜 車は「売り方」で数十万円変わる 〜(吹き出し入り)

車は、買うときより“売るとき”のほうが差がつきます。

同じ車でも…

  • Aさん:75万円
  • Bさん:108万円

こんなふうに、平気で30万円以上差がつく世界です。

では、どうすれば損せずに売れるのか?

ポイントはたった 3つだけ です。


① 1社だけで売らない(これが一番の損)

👤 読者
「1社でいいと思ってたんだけど…ダメ?」

👨‍🔧 オヤジ(あなた)
「一番やっちゃダメ。1社だけだと“比較できないお客さん”扱いで、本気の金額が出ないんだ。」

買取店の本音は、

  • 「できれば安く買いたい」
  • 「でも他社に負けるのは嫌だ」

この“攻防”があるから、
競争がないと強気の金額は絶対に出ません。

最低3社で競争させるのが正解。
これだけで数万〜数十万円は普通に変わります。


② 売り時は読めない → だから比較が最強

👤 読者
「いつ売れば一番高いですか?」

👨‍🔧 オヤジ
「その質問、めちゃ多い。でも正直“誰にも読めない”のよ。」

中古車の相場は毎日動きます。

  • 為替
  • 車の人気
  • 在庫状況
  • 買取店の仕入れ強化月
  • 世界の需要

これが全部絡んでくるので、
「今が売り時!」なんて断言は不可能。

👨‍🔧 オヤジ
「だから“タイミング探し”じゃなくて、
今日いちばん高い店を見つけるほうが確実に得なんだよ。」

その方法が…

複数査定で競争を起こすこと。

未来の相場は読めなくても、
“今日いちばん高い店”は比較すれば一発でわかる。

これが「売る力」の本質。


③ 査定前の準備で数万円〜数十万円変わる

査定員は「大事に乗られていたか」を必ず見ています。

👤 読者
「そんなに変わるの?」

👨‍🔧 オヤジ
「めちゃ変わるよ。評価点が上がれば買取額も上がるからね。」

特にダメなのが…

  • 洗車していない
  • 車内が散らかってる
  • 匂いがきつい

これは確実にマイナス査定。

逆に、

  • 外装がきれい
  • 内装も清掃済み
  • 匂いなし
  • “丁寧に扱われてた雰囲気”がある

これだけで評価点が上がり → 査定額が跳ね上がります。

👨‍🔧 オヤジ
「洗車と車内清掃はコスパ最強の投資だね。」


④ まとめ:売る力は “競争” と “準備” がすべて

  • 1社だけに査定を出さない(競争必須)
  • 相場は読めないから → 比較が最強の判断材料
  • 査定前に洗車+車内清掃で評価点を上げる

車は“売り方”で損します。
逆に言えば、売り方さえ正しくすれば、
数万円〜数十万円お得に手放せます。

👨‍🔧 オヤジ
「買い方より“売り方”のほうがあなたの財布を救うからな!」

5章 〜 車で損しない人は「考え方」が違う 〜

車は「欲しいから買う」「必要だから買う」
…これだけで決めてしまうと、出費はどんどん膨らみます。

損しない人は、買う前から
“この車を何年乗って、いくらで売るか”
まで考えます。

つまり、

  • 買う力(何をどう買うか)
  • 乗る力(どう維持して価値を落とさないか)
  • 売る力(どこで誰に売るか)

この3つを理解しているかどうかだけで、
人生で100万〜300万円くらい普通に差が出る世界です。


🔥今日からできる「損しない車の扱い方」

  • ✔ まず“買う前に”売り値まで考えるクセをつける
  • ✔ 評判や見た目だけで車を選ばない
  • ✔ 売るときは必ず“競争”をさせる
  • ✔ 乗っている間は最低限のメンテだけでOK(無駄な整備はしない)
  • ✔ 車は“固定費”として冷静に扱う(感情で選ばない)

🧰 車はあなたの人生における「2番目にお金がかかる買い物」

家の次にお金がかかるのが “車”。

でも逆に言えば…

車の扱い方を覚えるだけで、 人生の出費は大きく減る。

この記事が、
あなたのカーライフとお財布を守るお手伝いになれたら嬉しいです。

👨‍🔧 オヤジ
「クルマは“選び方・乗り方・売り方”で人生が変わるぞ。
かしこく使って、車に食われない人生を送ろうや。」

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この記事を書いた人

クルマ屋の中年オヤジの日常です。
筆者である私は千葉県柏市の整備工場で営業担当をしています。

クルマ屋や整備工場って入りずらいイメージはありませんか?
少しでも親しみをもって頂きたく日常を書いていく雑記ブログです。
同じ年代の方やその奥様にも役に立つ情報をご紹介します。
文章を書くことに慣れていませんがよろしくお願いいたします。

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