カーリース中に事故(相手あり)にあったら?過失割合・代車・保険の備えを整備士が解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

リース車に乗っていて、相手のいる事故に遭ってしまった。

自分でぶつけた傷とは、不安の種類が違いますよね。

「過失割合はどうなる?」
「相手が無茶な主張をしてきたら?」
「修理の間、代車は出るの?」

柏市で整備士を20年以上やってるMatです。事故対応の現場、それこそ数えきれないくらい見てきました。今日は相手ありの事故に絞って、リアルな話をします。

先に言っておくと、事故対応そのものはリース車でも購入した車でもほぼ同じです。ただ、「借りている車」だからこそ知っておくべきポイントがいくつかあります。順番に解説します。

目次

結論|まずやることは「自分で判断しない」

事故直後にやるべきことはシンプルです。

事故直後の鉄則

  • その場で過失割合や弁償の話を決めない(口約束は絶対NG)
  • 警察・保険会社・リース会社への連絡を最優先
  • 相手の連絡先と車のナンバー、現場の写真を記録

事故発生後の流れ

  1. STEP1:警察に連絡(物損でも必ず。事故証明がないと保険が使えません)
  2. STEP2:自分の保険会社に連絡
  3. STEP3:リース会社に連絡(連絡先は契約書に記載があります)
  4. STEP4:修理工場の手配

リース車の場合、修理先は契約先や販売店の指定工場が基本です。このあたりの詳しい話は、こちらの記事にまとめてあります。

リース車を傷つけたら?修理代の相場と「一番怖いケース」を整備士が本音で解説

過失割合は「保険会社同士」が決める。でも揉めるのが日常

過失割合は、お互いの保険会社が話し合い、過去の判例に沿って決められます。自分と相手が直接交渉するわけではありません。

……と聞くと安心しそうですが、現場の実感を言います。

揉めるのは日常茶飯事です。みんな自分の主張をするんですよ。「こっちは止まっていた」「相手がスピードを出していた」って。当事者同士の記憶と主張がぶつかるのは、もう当たり前の光景です。

そんなとき、決定的な証拠になるのがドライブレコーダーです。

映像が残っていれば、主張のぶつかり合いは一瞬で終わります。逆に言うと、付けていなければ不利になることも。リースに乗るなら、ドラレコは必須装備だと思ってください。

【2026年最新】整備士が選ぶおすすめドライブレコーダー9選|目的別に徹底比較

それでも揉めるケースはあります。特に自分の過失がゼロの「もらい事故」では、保険会社は示談交渉を代行できません(弁護士法の関係)。そのために弁護士特約があります。保険料への上乗せはわずかなので、付帯を強くおすすめします。

代車は出る?【現場のリアルな事情】

ここ、実は現場の状況が変わってきているので正直に話します。

基本的には、修理業者が代車を無料で貸してくれます。ただし。

業者の代車にも限りがあるんです。空きがなければ貸せないこともある。じゃあどうするかというと、保険の「レンタカー特約」なんですよ。

レンタカー特約は、事故で修理する時にレンタカー費用を保険でカバーできる特約です。ポイントは2つ。

  • 修理に保険を使わなくても、特約なのでレンタカーを借りるだけなら等級は下がらない
  • 最近はこの特約の利用が当たり前になってきていて、その分、工場の代車自体が減ってきている

つまり「工場の代車があるから大丈夫」という時代は終わりつつあります。今の保険にレンタカー特約が付いているか、一度確認してみてください。

「もらい事故でも修復歴は付く」という現実

過失がゼロでも、事故で骨格まで修理すれば「修復歴あり」が付きます。これはリース満了時の査定に響く、僕が一番心配しているポイントです。

詳しくは傷の記事で解説していますが、要点だけ言うと:

修復歴のリスク

中間レベルの事故 → 修理で直る → 「修復歴あり」→ 満了時の査定が残価を下回る可能性

どんなに安全運転をしていても、もらい事故は防げません。だからこそ、事前の備え(保険・特約・契約の選び方)がすべてなんです。

これから契約する人へ|「事故への備え」はリース会社選びと保険の両輪

ここは誤解が多いので整理しておきます。

24時間の事故受付や代車特約は、リース会社のサービスではなく自動車保険側の話です。なのでリース契約時には、この2つをセットで考えてください。

  • 保険側:レンタカー特約・弁護士特約の付帯を確認
  • リース会社側:修理の提携体制が整っているサービスを選ぶ

修理提携の面で僕が挙げるなら「オリコで乗ーる」です。提携工場のネットワークがあり、事故時の修理の流れがスムーズなのが強みです。

\提携工場ネットワークで事故時の修理もスムーズ/

オリコで乗ーる 公式サイトはこちら

まとめ|事故対応は「その場で決めない・記録を残す・備えておく」

  • 事故直後は警察→保険会社→リース会社の順に連絡。その場で口約束しない
  • 過失割合は保険会社同士が判例で決める。でも揉めるのが日常→ドラレコ必須
  • もらい事故の示談には弁護士特約が効く
  • 代車は工場任せにせずレンタカー特約を確認(等級は下がりません)
  • 修復歴リスクは避けられない。だから契約前の備えがすべて

事故は誰にでも起こりえます。大事なのは、起きたときに慌てない準備をしておくこと。この記事がその準備になれば嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

クルマ屋の中年オヤジの日常です。
筆者である私は千葉県柏市の整備工場で営業担当をしています。

クルマ屋や整備工場って入りずらいイメージはありませんか?
少しでも親しみをもって頂きたく日常を書いていく雑記ブログです。
同じ年代の方やその奥様にも役に立つ情報をご紹介します。
文章を書くことに慣れていませんがよろしくお願いいたします。

コメント

コメントする

目次